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3度A-V blockと判定した症例です。
上記画像中P波、QRSが一定した間隔で出現しているようですが、P-Qの関係を見るとP波に対して様々な間隔でQRS波が出現しています。 P波とQRS波が無関係に別々のレート(P波>QRS波)で出現していることから興奮伝導が伝わらず、収縮が別々に起こっているものと推測されます。以上のことから3度A-V blockと判定しました。上記症例はQRSの変形が弱く房室接合部付近からの補充調律と推測されます。